つくらない合宿 toct(とくと)

ギンガク初の “つくらない” 企画「toct(とくと)」は、じっくりと考えてみるための合宿です。

作品をつくりあげるのではなく、あえて作品を解きほぐす(鑑賞する)ことに時間と労力を費やします。表現活動の分野を超えて参加者同士で徹底的に議論することで、芸術とは・表現とはどういうことかを自分の言葉でつかまえられるようになるかもしれません。そのための思考と試行の合宿です。


「toct 2020 戯曲をたぐる」(オンライン勉強会) 期間:2020年8月、12月、2021年3月

創造活動を志す若者たちのために、あえて作品をつくらない時間を提供する合宿「toct(とくと)」。

これまで2度、ワークショップ、議論、プレゼン等により〈みんなでじっくり考える合宿〉を行ってきました。

今年はさらに形態を変え、オンライン形式、且つ通年単位での勉強会を開催します。

 

テーマは「戯曲をたぐる」。

音読、構造分析、そしてリライトというプロセスから、戯曲をじっくり読み解き、たぐります。

 

そして今年は〈つくらない〉だけでなく、〈あつまらない〉オンラインのおうち合宿へ。

ギンガクならではのオンライン勉強会を通じて、各地の参加者との出会いを楽しんでみませんか?

 

「toct2020 戯曲をたぐる」第1回

  『ブラウニング・バージョン』テレンス・ラティガン

     

○日程

8/19、8/26、9/2、9/9、9/16 毎週水曜日(連続5回の予定)

21:00〜23:00

 

○参加者

池田優香(フリー)

笹渕麻理香(東京学芸大学)

亀井琴絵(インプロ北九州)

千田ひなた(盛岡一高演劇部)

小川竜駆(筑波大学/劇団筑波小劇場)

綾門優季(青年団リンク キュイ)

大野創(アーバン野蛮人/浮遊のカンキ船)

 

○YouTubeライブ配信

勉強会の様子をこっそり覗き見ることができます。

上記時間にライブ配信、またアーカイブでいつでも視聴可能です。

8/19分のURLはこちら(戯曲音読1) https://youtu.be/FZzxafQGTKQ 

8/26分のURLはこちら(戯曲音読2) https://youtu.be/weCQbJtBLqo

9/2分のURLはこちら(戯曲音読3)   https://youtu.be/ggFw5BCZK_I

9/9分のURLはこちら(リライト1)   https://youtu.be/IPdov4vb9TQ

9/16分のURLはこちら(リライト2) https://youtu.be/zdgmxtd0arU

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※定員に達したため、募集は締め切りとさせていただきます。(8月10日追記)

 

◯テーマ

 戯曲をたぐる

 

 

◯企画内容

この企画の前身は、緊急事態宣言発令下の2020年4月〜6月、「雪の演劇祭2020」に参加した三瓶竜大さん(ポケット企画/札幌)の呼びかけによりオンラインで行われた「戯曲を読む会」でした。この「戯曲を読む会」は「有名だけどまだ読んだことがないような〈名作〉をこの機会にみんなで音読してみよう」という趣旨のもとで計5回開催され、ギンガクも配信等の協力として参加しました。

その後、「戯曲を読む会」は一旦終了となりましたが、参加者の一部から継続希望を受け、ギンガクの「toct」としてリスタートすることとなりました。

 

今回の「toct2020 戯曲をたぐる」では、戯曲のルールや文学的な表現の特性等に注目しながら、演劇としての上演可能性を探ることよりも戯曲そのものを読み味わうことを重視します。そこで以下のようなプロセスにより戯曲にアプローチしていきます。

 

 1. 一気に通読せず、区切りながら音読する。都度、ディスカッションしながら読み込んでいく。

 2. 戯曲の一部をピックアップし、各々リライトする。

 3. リライトされた戯曲を発表し合い、ディスカッションする。

 ※リライト=参加者による題材戯曲の一部分の書き直しを意味。

 

なお、この勉強会の様子はライブ配信による公開を予定しています。ただし、作品としての発表や視聴数を稼ぐことが目的ではなく、勉強会の様子をひらくことで、オーディエンスの皆さんにも新たな意見や発想が生まれることを願っての配信です。勉強会自体への参加は難しいという方も、ライブ配信やアーカイブをご視聴いただき、一緒に戯曲に思いを巡らせていただけたら嬉しいです。

戯曲を手繰った先に、どんな魅力や財産を見出すことができるのか。

ギンガク初の試みに一緒に挑んでくれる方を広く募集します!

 

 

◯開催スケジュール

 ①8/19 8/26 9/2 9/9

  毎週水曜日21:00~23:00 計4回

 ②2020年 10月下旬〜11月初旬頃を予定

 ③2021年  3月頃を予定

 

 

◯課題戯曲

 ①『ブラウニング・バージョン』テレンス・ラティガン

 ②『鼠小僧次郎吉』佐藤信(予定)

 ③『クラップの最後のテープ』サミュエル・ベケット(予定)

 ※2回目、3回目については、初回の開催を経て題材を変更する可能性があります。

 

 

◯参加費

 無料

 ※ZOOMを使ったオンラインミーティング形式のため、通信料等は参加者負担となります。

 ※課題戯曲はデータでの共有を予定していますが、参加者負担にてご用意いただく可能性があります。

 

 

◯定員

 5名程度(原則として先着順)

 ※計3回の開催を予定しておりますが、単発での参加も歓迎します。

 

 

◯留意事項

 ・本企画はZOOMを使ったオンラインミーティングの形式を取ります。

  通信環境等参加に当たり不明な点や不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

 ・上記の通り、本企画はオンライン配信による公開を予定しています。

  基本的には参加者の顔が映る状態での配信を想定しておりますが、アイコンでの参加やボイスオンリーなど、

  ご都合に合わせた対応を検討いたしますので、こちらもお気軽にご相談ください。

 

 

◯参加確定までの流れ

 1. メールフォームやSNSよりお問い合わせ

 2. 日程調整の上、スタッフより通話にて事業説明

  (今回の内容のほか、西和賀町のこと、ギンガクのことも含めて1時間程度のガイダンス)

 3. 参加の意向を連絡し、返信された参加申込フォームに入力

 4. 参加フォームへの入力確認の連絡を以て参加確定

 

 

◯お問い合せ受付締切

 2020年8月12日(水)

※定員に達したため、募集は締め切りとさせていただきます。(8月10日追記)

 

 

◯お問い合せ

 当サイトのメールフォームよりお問い合せください。



toct_detect 合宿期間:2019年8月12日(月)〜17日(土)

この夏の合宿では立教大学文学部の秋葉昌樹ゼミとともに〈演劇の稽古〉を1週間ひたすら分析します!

 

〈演劇の稽古場では何が起きているのか?〉〈演劇は私たちに何を起こしているのか?〉

これまでなんとなく演劇を楽しみ励んできたみなさん、西和賀で合宿しながら一緒に考えてみませんか?

 

こんなお盆休みの使い方は2019年のギンガク夏季合宿だけ!お問い合わせお待ちしています!

 

合 

 

宿 

  

参 

 

加 

 

者 

 

  

受 

 

付 

 

終 

 

了 

◯テーマ

 演劇をたしかめる

 

◯今回の合宿でやること

 教育社会学が専門でありながら応用演劇に関心を寄せる立教大学文学部の秋葉昌樹教授、

 また、その秋葉教授のゼミ生たちや大学院生らとともに、

 数グループに分かれ、あるテキストを用いた〈演劇の稽古〉に取り組みます。

 その稽古の様子を撮影または録音により記録し、それを分析しながら

 〈演劇の稽古場ではそこに関わるひとたちに何が起きているのか〉

 〈演劇は私たちに何を起こしているのか〉

 といったことを考察し、8月16日(金)にオーディエンスを招いて成果発表をおこないます。

 

 ◯滞在期間・泊数

 8月12日(月)~8月17日(土)    5泊6日

 

◯参加費

 20,000円(交通費は自己負担)

 

◯定員

 5人(原則として先着順)

 

◯宿泊施設

 西和賀町内温泉旅館

 

◯参加確定までの流れ

 1 メールフォームやSNSよりお問い合わせ

 2 日程調整の上、スタッフより通話にて事業説明

   (今回の内容のほか、西和賀町のこと、ギンガクのことも含めて1時間程度のガイダンス)

 3 参加の意向を連絡し、返信された参加申込フォームに入力

 4 指定期日までに参加費を振込み、参加確定

 

◯お問い合せ受付締切

 2019年7月15日(月)

 

◯お問い合せ

 当サイトのメールフォームよりお問い合せください。



つくらない合宿「toct」 合宿期間:2017年8月10日(木)〜21日(月)

6名の参加者が普段おこなっている作品制作から、この機会に考えてみたいテーマを定めるところから始まりました。

それをとことん話し合い、時には実践し(戯曲を読みました、演技もしました、作文も書きました、俳句も詠みました)、参加者総出でテーマに取り組む11日間の合宿でした。

最終日にはプレゼン発表を行いましたが、合宿が終わったからこれで割りではなく、また新たな取り組むべきテーマを見つけて、参加者の皆さんは帰っていきました。

他ジャンルの人からの新鮮な意見に触れたり、実は意外とわかっていなかったことが見つかったり、やってみると意外とできなかったり…。

様々な刺激にあふれた合宿となりました。

【参加者によって考察されたテーマ】

 ◆意外性のある俳句のつくり方

 ◆作品制作における「自分」の対象化・構造化

 ◆学びの自律性を育てる方法としての演劇

 ◆演技にバリエーションをもたらす演出の指示

 ◆戯曲のト書きが演技者に与える影響

 ◆強いステートメントの書き方